「肩が上がらない」「夜、肩が痛くて眠れない」——五十肩(肩関節周囲炎)では、こうした痛みや動かしにくさに悩む方が多くいらっしゃいます。時期によって、動かしてよい範囲が大きく変わるのが特徴です。
この記事では、五十肩(肩関節周囲炎)で自宅で気をつけたい「やってはいけない動き」を、理学療法士がわかりやすく整理します。症状の程度や原因には個人差があり、してよい動き・避けたい動きは状態によって変わります。実際の制限は必ず主治医の指示を優先してください。
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なぜ「やってはいけない動き」を知ることが大切なのか
五十肩は、強く痛む時期と、動きが固まってくる時期があるとされています。時期に合わない無理な動きは、かえって痛みを長引かせることがあります。だからこそ「今はどの時期か」「何を避けるべきか」を知っておくことが大切です。
五十肩(肩関節周囲炎)でやってはいけない主な動き
以下は一般的に注意が必要とされる動きです。程度は人によって異なりますので、あくまで目安としてお読みください。
- 強く痛む時期に無理に動かす:炎症が強い時期の無理は痛みを長引かせることがあります。
- 痛む方の腕で重い物を持つ・吊り革につかまる:肩に負担がかかり、痛みを強めやすい動作です。
- 急に腕を高く上げる・ひねる:勢いをつけた動きは負担が大きくなりがちです。
- 痛む方を下にして寝る:夜間の痛みを強めやすい姿勢です。
- 我慢して痛みの強いストレッチをする:痛みを超えて動かすのは逆効果のことがあります。
- 長時間、同じ姿勢で肩を固める:適度に動かせる時期には、固めすぎも避けたいところです。
時期に合わせた過ごし方
痛みが強い時期は、無理に動かさず安静と痛みのコントロールを優先します。痛みが落ち着いてきたら、痛くない範囲で少しずつ動かす練習を始めるのが一般的です。どの時期にどこまで動かすかは自己判断が難しいため、担当の医師や理学療法士に確認しながら進めると安心です。
こんなときは医療機関へ
次のような変化があるときは、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関へご相談ください。
- 肩の痛みが急に強くなった・熱をもつ
- 腕にまったく力が入らない、しびれが強い
- なかなか改善せず日常生活に支障が続く
自宅で安全に進めたい方へ
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よくある質問
Q. 放っておいても治りますか?
A. 時間の経過とともに和らぐこともありますが、動かしにくさが残ることもあります。時期に合わせた対応で、経過を良くしやすいとされています。気になるときは受診しましょう。
Q. 温めるのと冷やすの、どちらがよいですか?
A. 強い炎症・急な痛みの時期は冷やす、慢性的なこわばりには温める、が目安とされますが、状態により異なります。受診時に確認すると安心です。
執筆
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状には個人差があり、痛み・急な変化・強い不安がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。