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自費リハビリ

高齢の親にリハビリを勧めたいけれど嫌がられる…伝え方のコツを理学療法士が解説

「このままだと親が弱ってしまいそうで心配。でもリハビリを勧めると、嫌がられてしまう」——ご家族からよくうかがうお悩みです。良かれと思って伝えたのに「大丈夫」「余計なお世話」と返されて、それ以上言えなくなってしまう。心配する気持ちが強いほど、つらいすれ違いです。

この記事では、理学療法士の視点から、高齢の親御さんがリハビリを嫌がる理由と、気持ちに寄り添った伝え方のコツを分かりやすくまとめます(ご本人の性格や状況によって合う方法は異なります)。

なぜ親はリハビリを嫌がるのか

「嫌がる」の裏側には、それぞれ理由があります。まずそこを知ることが、伝え方を変える出発点になります。

  • 自尊心:「衰えた」と認めることへの抵抗。子どもから指摘されると、なおさら受け入れにくいものです。
  • 必要性を感じていない:本人なりに「まだできている」感覚があり、危機感の温度差があります。
  • 未知への不安:何をされるのか分からない、きついことをさせられそう、というイメージ。
  • 面倒・遠慮:手続きや出かけることが億劫。「お金をかけさせたくない」という遠慮もあります。

つまり「嫌がる」は、わがままではなく気持ちの防御であることがほとんどです。正面から説得しようとするほど、防御は固くなります。

伝え方のコツ

「リハビリ」ではなく「本人のやりたいこと」の言葉で

「リハビリしないと歩けなくなるよ」は、事実でも届きにくい言葉です。代わりに、ご本人が大切にしていることを主語にしてみてください。「また○○さんとお茶に行けるように」「お正月にみんなで初詣に行きたいから」「趣味の畑を続けるために」——リハビリを目的ではなく、やりたいことの手段として話すと、受け取られ方が変わります。

「あなたが心配」を主語にする

「お母さんのためだから」より、「私が心配なの。安心させてほしい」という伝え方(自分を主語にする言い方)のほうが、責められた感じがなく届きやすくなります。また、転んだ直後や失敗した直後は自尊心が傷ついているタイミングなので避け、本人が「最近ちょっと…」と弱音をこぼした瞬間を逃さないことも大切です。

やってしまいがちなNG

  • 説得の連打:会うたびにリハビリの話をすると、話題そのものを避けられるようになります。
  • 他人との比較:「○○さんはやってるのに」は反発を招きやすい言葉です。
  • 不安をあおる:「寝たきりになるよ」は防御を固くします。
  • 本人抜きで決める:勝手に申し込むと、続かないだけでなく信頼にも影響します。

第三者の力を借りるという選択肢

家族の言葉は、近いからこそ届きにくいことがあります。同じ内容でも、専門職という第三者から「体の状態を見ると、こういう運動が合いそうですよ」と伝えられると、すっと受け入れられることは珍しくありません。理学療法士は、体の評価にもとづいてご本人と目標を一緒に決める国家資格の専門職です(日本理学療法士協会)。「まず1回だけ、体を見てもらおう」「無料の体験だけ」——ハードルを最小にした誘い方から始めるのが現実的です。

こんなときは医療機関へ

急に歩き方が変わった、転ぶことが増えた、食欲や気力の低下が続いている——そのような変化がある場合は、リハビリの前にまず医師や医療機関への相談をおすすめします。背景に病気が隠れていることもあり、その場合は診断が優先です。リハビリは診断や治療に代わるものではなく、医療と役割を分けながら活用することが大切です。

Avensでできるサポート

Avensは、理学療法士が運営する自費訪問リハビリサービスです。東京都板橋区を中心に、ご自宅へお伺いし、ご本人の身体状態とご希望に合わせたリハビリを行っています。ご自宅に伺う形なので「出かけるのが億劫」という方にも始めやすく、初回はお試しの体験として、ご本人の気持ちを最優先に進めます。ご家族からの「親のことで相談したい」というご連絡も歓迎です。

親御さんのことで悩んでいるご家族へ

「どう勧めればいいか分からない」「まず家族だけで相談したい」——そんな段階からで大丈夫です。ご本人の性格や生活を伺いながら、無理のない始め方を一緒に考えます。ご本人に合いそうな誘い方のご提案もできます。

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よくある質問

Q. 本人が乗り気でないのに、家族が申し込んでもよいですか?

A. ご本人の同意なく進めることはおすすめしません。ただ、「家族としてまず話を聞く」段階はご本人の同意がなくても始められます。状況を伺ったうえで、ご本人が受け入れやすい誘い方や体験の形を一緒に考えることができますので、まずはご家族だけでご相談ください。

Q. 何度勧めても断られます。諦めるしかないでしょうか?

A. 一度断られても、体調や気持ちの変化で受け止め方が変わることはよくあります。勧める回数を増やすより、伝え方と誘うタイミングを変えること、第三者の力を借りることが転機になりやすいです。焦らず、ご本人の「やりたいこと」の話題から距離を縮めていくのがおすすめです。

執筆

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状には個人差があり、痛み・急な変化・強い不安がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。

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