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高齢者の筋力低下を防ぐには?続けやすい運動を理学療法士が解説

「最近、疲れやすくなった」「立ち座りがつらくなってきた」——年齢を重ねると、こうした体の変化を感じる方は少なくありません。背景には、加齢や日々の活動量の低下による筋力の変化が関わることが多く、毎日の習慣で少しずつ整えていくことが大切です(個人差があります)。

この記事では、高齢になると筋力が落ちやすい理由と、自宅でできる簡単な運動・生活習慣の工夫を、理学療法士の視点でわかりやすく整理します。

高齢になると筋力が落ちやすいのはなぜ?

年齢を重ねると筋力が落ちやすくなる背景には、次のような要因が関わります。

  • 加齢による体の変化:年齢とともに筋肉の量や働きは少しずつ変化していきます。これは自然な過程ですが、何もしないでいると低下が進みやすくなります。
  • 活動量の低下:外出や家事の機会が減ると、体を動かす時間そのものが少なくなり、使わない筋肉から力が落ちていきます。
  • 安静のしすぎ:体調を崩したあとや「転ぶのが怖いから」と動かない時間が増えると、かえって筋力が落ちやすくなります。
  • 食が細くなること:食事の量が減ると、体をつくる材料が不足しがちになり、筋力の維持がしにくくなることがあります。

つまり、筋力の低下は加齢だけでなく、日々の過ごし方とも深く関わっています。逆にいえば、毎日の習慣を少し見直すことで、筋力を保つ助けになることがあります(個人差があります)。

筋力を保つ毎日の習慣

特別な運動をしなくても、日常の中に体を動かす機会を増やすことが、筋力を保つ第一歩になります。

  • こまめに動く:長く座りっぱなしにならないよう、テレビの合間に立ち上がる、用事をまとめずこまめに動くなど、活動量を増やす工夫をしてみましょう。
  • 立ち座りを生活に組み込む:椅子からの立ち座りは、太ももやお尻の筋肉を使う身近な動作です。ゆっくり丁寧に行うことを意識するだけでも、よい運動になります。
  • 歩く機会を増やす:近所への買い物や散歩など、無理のない範囲で歩く時間を持つことが、足腰の筋力を保つ助けになります。
  • 家事で体を動かす:掃除や洗濯、片付けなど、日々の家事も立派な運動です。できることを少しずつ続けていきましょう。

あわせて、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質を含む食事をバランスよくとることも、体づくりの土台になるといわれています。食事に不安がある場合は、医師や管理栄養士などの専門職にご相談ください。

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自宅でできる簡単な運動

道具がなくても、自宅で気軽に始められる運動があります。痛みの出ない範囲で、無理なく続けることが大切です。

下肢の運動(椅子スクワット・かかと上げ)

椅子を使った立ち座り運動(椅子スクワット)は、太ももやお尻の筋肉を保つのに身近な運動です。安定した椅子に浅く腰かけ、ゆっくり立ち上がって、またゆっくり座る——これを無理のない回数くり返します。あわせて、壁や机につかまった状態でかかとをゆっくり上げ下げする「かかと上げ」は、ふくらはぎの筋肉を使う運動として用いられます。ふらつきが心配なときは、必ず支えのある場所で行ってください。

無理なく続けるコツ

運動は、たくさん行うことよりも、無理なく続けられることが大切です。「テレビを見ながら」「歯みがきのあとに」など、毎日の習慣とセットにすると忘れにくくなります。体調のすぐれない日は休む、痛みが出たら中止する、といった無理をしない姿勢が、長く続けるコツです。

こんなときは医療機関へ

急に筋力が落ちた、思い当たる理由がないのに体重が減ってきた、足のしびれや力が入らない、転倒を繰り返す——このようなときは、自己判断せず、早めに医療機関にご相談ください。背景に体の不調が隠れていることもあります。

ご自宅でのリハビリを続けたい方へ

「自分に合った運動を知りたい」「一人で続けられるか不安」——そんなときは、理学療法士がご自宅にうかがう自費の訪問リハビリという選択肢があります。Avensでは、お一人おひとりの状態や生活に合わせて、無理なく続けられる運動と生活の工夫を一緒に組み立て、筋力を保ちながら過ごせる毎日を支えることを目指します。

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よくある質問

Q. 高齢でも運動で筋力を保つことはできますか?

A. 年齢を重ねても、無理のない範囲で体を動かし続けることが、筋力を保つ助けになるといわれています。立ち座りや歩く機会を増やすなど、日常の中でできることから少しずつ続けるとよいでしょう。個人差がありますので、不安なときは専門職にご相談ください。

Q. どのくらいの頻度で運動すればよいですか?

A. 回数や時間を多くこなすことよりも、無理なく続けられることが大切です。毎日の習慣とセットにして、痛みの出ない範囲で行いましょう。体調のすぐれない日は休み、自分のペースで続けることをおすすめします。

執筆

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状には個人差があり、痛み・急な変化・強い不安がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。

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