「動き出しがぎこちない」「小刻みになって転びやすい」「方向転換でふらつく」——パーキンソン病では、こうした動きにくさや転びやすさに悩む方やご家族が多くいらっしゃいます。動作や環境の工夫で、転倒のリスクを減らしやすくなります。
この記事では、パーキンソン病で自宅で気をつけたい「気をつけたい動き・転倒予防」を、理学療法士がわかりやすく整理します。症状の程度や原因には個人差があり、してよい動き・避けたい動きは状態によって変わります。実際の制限は必ず主治医の指示を優先してください。
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なぜ気をつけることが大切なのか
パーキンソン病では、歩き出しのすくみや方向転換の不安定さから転びやすくなることがあります。「どんな場面で転びやすいか」を知り、動作と住まいを工夫することが、安全な生活につながります。
パーキンソン病で気をつけたい主な動き
以下は一般的に注意が必要とされる動きです。程度は人によって異なりますので、あくまで目安としてお読みください。
- 急いで方向転換する:その場でくるっと回ると転びやすくなります。
- 狭い場所で向きを変える:足がすくみやすく、バランスを崩しやすい場面です。
- 手に物を持って「ながら歩き」をする:注意が分散し、転倒につながりやすくなります。
- 急に立ち上がる:立ちくらみ(起立性低血圧)でふらつくことがあります。
- 滑りやすい床・段差のある所を急ぐ:つまずき・転倒のリスクが高い環境です。
- 薬が切れて動きにくい時間帯に無理に動く:転倒しやすい状態のことがあります。
転びにくくする生活の工夫
歩くときは大股で、かかとから足をつくよう意識し、方向転換は「大きく回る」ようにします。「1・2・1・2」と声をかける、床にテープで目印をつけるなど、リズムやきっかけを使うと動き出しやすくなる方もいます。段差の解消や手すりの設置、明るい足元づくりも転倒予防に役立ちます。進め方は主治医や理学療法士と相談しながら、無理のない範囲で続けましょう。
こんなときは医療機関へ
次のような変化があるときは、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関へご相談ください。
- 転倒が増えた・転んでけがをした
- 飲み込みにくい・むせることが増えた
- 急に動けない時間が増えた(主治医に相談)
自宅で安全に進めたい方へ
「どこまで動かしてよいか分からず、こわくて動けない」——そんなときは、専門職と一緒に進めると安心です。Avens(アベンス)は、病院で現役の理学療法士がご自宅にうかがい、主治医の指示をふまえながら、その方に合った動き方を一緒に確認していく自費・保険外の訪問リハビリです。介護保険のような回数・時間の制限はありません。
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よくある質問
Q. 運動はしたほうがよいですか?
A. 体を動かすことは大切とされていますが、転倒しない安全な範囲で行うことが前提です。どんな運動をどのくらい行うかは、主治医や理学療法士と相談して決めると安心です。
Q. 薬とリハビリはどう関係しますか?
A. 薬が効いている時間帯は動きやすいことが多く、その時間に合わせて活動すると安全に進めやすい場合があります。タイミングは主治医にご相談ください。
執筆
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状には個人差があり、痛み・急な変化・強い不安がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。