「少し歩くと脚がしびれて休みたくなる」「腰を反らすとつらい」——腰部脊柱管狭窄症では、こうした症状に悩む方が多くいらっしゃいます。姿勢や動き方によって症状の出方が変わりやすいのが特徴です。
この記事では、脊柱管狭窄症で自宅で気をつけたい「やってはいけない動き」を、理学療法士がわかりやすく整理します。症状の程度や原因には個人差があり、してよい動き・避けたい動きは状態によって変わります。実際の制限は必ず主治医の指示を優先してください。
あわせて読みたい:退院後、歩くのが怖くなった方へ
なぜ「やってはいけない動き」を知ることが大切なのか
脊柱管狭窄症では、腰を反らす姿勢で神経の通り道が狭くなり、脚のしびれや痛みが出やすくなるとされています。だからこそ「どんな姿勢・動きで症状が出やすいか」を知っておくことが、つらさを避けて過ごすうえで役立ちます。
脊柱管狭窄症でやってはいけない主な動き
以下は一般的に注意が必要とされる動きです。程度は人によって異なりますので、あくまで目安としてお読みください。
- 腰を反らす(うしろに反る):神経の通り道が狭くなり、しびれが出やすい姿勢です。
- 長時間立ち続ける:立位が続くと症状が出やすくなることがあります。
- 高い所の物を取る背伸び:腰を反らす動きになりやすく注意が必要です。
- 重い物を持ち上げる:腰への負担が大きく、痛みを招きやすい動作です。
- 痛み・しびれを我慢して歩き続ける:無理をせず、こまめに休むことが大切です。
- うつ伏せで腰を反らす体操:良かれと思っても症状を強めることがあります。
腰を反らさない姿勢と歩き方
少し前かがみ気味の姿勢や、カート・シルバーカーを押して歩くと、症状が出にくくなる方が多いとされています。歩いてしびれてきたら、座って前かがみで休むと楽になりやすいです。自分に合う姿勢は人それぞれなので、担当の医師や理学療法士と確認しながら見つけていきましょう。
こんなときは医療機関へ
次のような変化があるときは、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関へご相談ください。
- 脚のしびれや力の入りにくさが強くなった
- 歩ける距離が急に短くなった
- 排尿・排便に問題が出てきた(早急に受診)
自宅で安全に進めたい方へ
「どこまで動かしてよいか分からず、こわくて動けない」——そんなときは、専門職と一緒に進めると安心です。Avens(アベンス)は、病院で現役の理学療法士がご自宅にうかがい、主治医の指示をふまえながら、その方に合った動き方を一緒に確認していく自費・保険外の訪問リハビリです。介護保険のような回数・時間の制限はありません。
初回の訪問・体験は無料です。「この動きはやってよい?」といったご質問だけでも構いません。登録不要でその場でできる → 必要度チェック(約8項目・1分)
よくある質問
Q. 前かがみだと楽なのはなぜですか?
A. 前かがみになると神経の通り道が広がりやすく、症状が和らぐことがあるためです。ただし前かがみの姿勢を続けることが良いとは限らないので、姿勢の取り方は専門職に相談してください。
Q. 手術しないと治りませんか?
A. 多くの場合、まずは運動や生活の工夫、薬などで様子をみます。手術が必要かどうかは症状の程度によって異なりますので、主治医とよくご相談ください。
執筆
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。症状には個人差があり、痛み・急な変化・強い不安がある場合は、医師や医療機関にご相談ください。