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自費リハビリ

大腿骨骨折(大腿骨頸部骨折)後のリハビリを自宅で続けたい方へ|自費訪問リハビリでできること

はじめに

転倒で大腿骨を骨折し、手術・入院を経て退院されたあと、「また転ぶのが怖い」「以前のように歩けるか不安」「リハビリをこのまま続けられるだろうか」と感じる方やご家族はとても多くいらっしゃいます。大腿骨の骨折は高齢の方に起こりやすく、その後の歩行能力や生活の自立度を大きく左右する大切なけがです。

この記事では、大腿骨骨折(大腿骨頸部骨折・転子部骨折など)後のリハビリの流れを整理しながら、退院後に自宅でリハビリを続けるうえでの課題と、自費訪問リハビリでできることを、理学療法士の視点から解説します。整形・運動器のリハビリは私の専門領域のひとつでもあり、退院後に不安を抱える方の参考になればと思います。

大腿骨骨折はなぜ高齢者に多いのか

大腿骨の付け根(脚の付け根)に起こる骨折は、高齢の方が転倒した際に生じやすいけがです。加齢にともなう骨密度の低下(骨粗しょう症)や、筋力・バランス能力の低下が背景にあると考えられています。日本では高齢化にともない、こうした骨折は増加傾向にあると報告されています(健康長寿ネット「大腿骨頚部骨折」参照)。

多くの場合、手術(人工骨頭置換術や骨接合術など)を行い、できるだけ早くリハビリを始めて、歩行能力の回復を目指していきます。

手術後〜退院後のリハビリの流れ

急性期(手術直後〜)

手術後はできるだけ早期に体を起こし、ベッドから離れる練習を始めます。早く動き始めることが、体力低下や合併症の予防につながると考えられています。

回復が進みやすい時期(数週間〜数ヶ月)

リハビリ病院などで、歩行や立ち座り、階段昇降など、生活に必要な動作の練習を集中的に行います。退院に向けて、自宅での生活を想定した練習も進めます。

生活期(退院後〜)

自宅に戻り、回復した歩行能力を維持・向上させながら生活を立て直していく時期です。この時期の過ごし方が、その後「どこまで動けるようになるか」に大きく関わります。

退院後に自宅でリハビリを続ける課題

「また転ぶのが怖い」という不安

一度大きな骨折を経験すると、「また転ぶのではないか」という恐怖心から、動くこと自体を控えてしまう方が少なくありません。しかし動かない時間が増えると、かえって筋力やバランスが落ち、転倒のリスクが高まるという悪循環に陥りやすくなります。

介護保険リハビリだけでは回数が足りないことがある

退院後は介護保険の訪問リハビリや通所リハビリを利用できますが、訪問リハビリは 1回20分・原則週6回まで と上限が定められています(健康長寿ネット「訪問リハビリテーションとは」参照)。「もっと歩く練習をしたい」「外出できるようになりたい」という方には、回数や時間が物足りなく感じられることがあります。

活動量の低下による全身の衰え

骨折後は痛みや不安から活動量が落ちやすく、骨折した脚だけでなく、全身の筋力・体力が低下しがちです。これは生活機能の低下(フレイル)につながるため、退院後の早い時期から無理のない範囲で活動量を保つことが大切です。


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自費訪問リハビリで大腿骨骨折後にできること

自費訪問リハビリは、介護保険の上限にとらわれず、ご本人の回復段階と目標に合わせて時間や内容を組み立てられるのが特徴です。大腿骨骨折後の生活期では、次のようなサポートが考えられます。

歩行・立ち座り・階段の練習

「杖なしで歩きたい」「トイレまで安全に移動したい」「玄関の段差を越えたい」といった、生活に直結する目標に合わせて、歩行や立ち座り、階段昇降などの練習を行います。自宅の実際の環境で練習できるのが訪問リハビリの強みです。

筋力・バランスの回復

骨折した脚の筋力回復はもちろん、全身の筋力やバランス能力を整える運動を、痛みや回復段階に合わせて少しずつ進めます。無理のない負荷の調整は、専門家が関わる大きな意味のひとつです。

転倒予防と住環境のチェック

再び転倒すると、再骨折や寝たきりにつながりかねません。手すりの位置、段差、床の滑りやすさ、照明など、ご自宅の環境を一緒に確認し、転倒しにくい暮らし方を提案します。

痛みや不安への配慮

「動かすと痛むのでは」という不安に寄り添いながら、安全に動ける範囲を一緒に確かめていきます。少しずつ「できた」を積み重ねることが、自信の回復にもつながります。

ご家族へのサポート

介助の方法や見守りのポイント、自主トレーニングの付き合い方をお伝えし、ご家族の負担が過度にならないよう一緒に考えます。

自宅でできるセルフケアと注意点

  • 動かない時間を減らす:痛みのない範囲で、こまめに立つ・歩く機会をつくる
  • 簡単な筋力運動:椅子からの立ち座り、座ったままの脚上げなど、無理のないものから
  • 転倒予防の環境づくり:通路の障害物を片づけ、夜間の明かりを確保する
  • 骨の健康を意識する:骨粗しょう症の治療中の方は、主治医の指示に沿った服薬・栄養管理を続ける

運動は痛みと相談しながら、無理をしないことが大切です。「軽く動かして痛みが強くなる」「腫れや熱感がある」といった場合は中止し、医療機関にご相談ください。

こんな方に向いています

  • リハビリ病院を退院したが、歩行に不安が残っている
  • 介護保険の訪問リハビリだけでは回数・時間が物足りない
  • 「また転ぶのが怖い」と感じ、動くことに不安がある
  • 「杖なしで歩きたい」「外出を再開したい」など具体的な目標がある
  • 自主トレーニングが続かない、正しくできているか不安
  • 家族として、本人へのサポート方法や転倒予防を知りたい

Avensでできるサポート

Avensは、理学療法士が運営する自費訪問リハビリサービスです。整形・運動器のリハビリは、私が専門領域のひとつとして取り組んできた分野でもあります。ご自宅にお伺いし、ご本人の回復段階と目標に合わせて、次のようなサポートを行っています。

  • 骨折後の回復段階と生活環境を踏まえたリハビリプランの作成
  • 歩行・立ち座り・階段など生活動作の練習
  • 筋力・バランスの回復と、転倒予防のための住環境チェック
  • 無理のない自主トレーニングの提案とフォロー
  • ご家族への介助方法・見守りのアドバイス
  • 介護保険サービスやケアマネジャーとの目標共有・調整

「退院後どう進めればよいか分からない」「まず話だけ聞きたい」という段階のご相談も歓迎しています。

注意点

骨折後のリハビリは、手術を受けた医療機関の方針に沿って行うことが前提です。次のような場合は、運動を控えて主治医や医療機関にご相談ください。

  • 手術部位の強い痛み・腫れ・熱感・発赤がある
  • 脚に力が入らない、急に歩けなくなった
  • 発熱がある、傷の状態がいつもと違う
  • 主治医から体重をかける程度(荷重制限)について指示が出ている

とくに荷重制限は、骨の回復段階によって主治医が細かく指示します。自己判断で運動量や負荷を増やさず、必ず主治医の方針に沿って進めてください。

まとめ・相談案内

大腿骨骨折後のリハビリは、退院してからの生活期をどう過ごすかが、その後の歩行能力や生活の自立度に大きく関わります。介護保険のリハビリだけでは回数が足りないと感じる場合、自費訪問リハビリは「もう一歩踏み込んで歩行を取り戻したい」という方の選択肢のひとつになります。

Avensでは、骨折後の生活に不安を抱える方やご家族のご相談を受け付けています。「自分の場合はどう進めるとよいだろう」という段階でも構いません。LINEからお気軽にメッセージをお送りください。


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執筆

最終更新:2026年5月22日

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を行うものではありません。骨折後のリハビリや運動・荷重については、必ず手術を受けた医療機関・主治医の指示に従ってください。痛みや腫れの増悪など気になる症状がある場合は、速やかに医療機関にご相談ください。



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